収支シミュレーションで見落としやすい5つの支出
家賃収入ばかりに目が行くと、思わぬ支出で手残りが減ってしまいます。計画に入れておきたい支出をまとめました。
広告の利回りは、経費や空室を含まない「表面利回り」であることがほとんど。手元に残るお金で比べる方法を紹介します。

収益物件の広告には「利回り○%」と大きく書かれています。この数字の多くは「表面利回り」です。物件を比べるときは、経費や空室を差し引いた「実質利回り」で考えることが大切です。
表面利回り = 年間の家賃収入 ÷ 物件価格
たとえば、2,000万円の物件で、満室時の家賃収入が年180万円なら、表面利回りは9.0%です。計算がかんたんで比べやすい一方、経費や空室は含まれていません。
実質利回り =(年間の家賃収入 − 空室による減収 − 経費)÷(物件価格 + 購入時の諸費用)
同じ物件で、
とすると、(180万 − 18万 − 45万)÷ 2,150万円 = 約5.4%になります。表面利回りとは、かなり印象が変わります。
融資を受けて買う場合は、毎月の返済額を差し引いた手残り(キャッシュフロー)も確かめましょう。金利が上がったときに、手残りがどう変わるかも試算しておくと安心です。
利回りが高い物件には、築年数が古い、空室が多い、立地の賃貸需要が弱い、大きな修繕が近い、といった理由があることもあります。数字だけで判断せず、なぜその利回りなのかを確かめましょう。
「利回り」は物件を比べる入り口です。最後は「毎年いくら手元に残るか」と「売るときいくらになりそうか」で判断しましょう。
収支の試算は投資仲介でも紹介しています。気になる物件があれば、試算からお手伝いします。
